ベビーカーマーク問題。日本人はやっぱり優しくない
以前、【残業大国】日本人はやっぱり優しくないという記事を書きましたが、今回国土交通省よりベビーカーマークが発行されるということで、やっぱり日本人は優しくないなぁと思ったので書きます。
ベビーカーマークとは
国土交通省が発行する、公共交通機関などで畳まずにベビーカーを使ってもいいですよ。という意味合いのマーク、またはここでは使わない方が適切、という場合を意味する禁止マークのこと。
ベビーカーマークに苦情
photo credit: Mark Nye, ClubofHumanBeings.com via photopin cc
折り畳み式ベビーカーが普及したのは約30年前から。それ以前に子育てをしていた60代前後のおばさま世代は、もっぱらおんぶや抱っこで外出していた。そのせいか、ベビーカーマークを公表した国交省への苦情も、年輩女性からのものが少なくないという。
「若い母親を甘やかし過ぎだという女性からのお叱りがほとんどです。“私たちの時代は苦労した”と子育ての大変さが滲み出ていました」(安心生活政策課)
ただ「抱っこしろ」という意見の裏には、「ベビーカーのおかげで出歩きやすくなり、子育て中といえども着飾っている若いママたちへのやっかみ」があるのではないかという、現役母親世代の意見もある。
なぜこんなにも人にやさしくないのでしょうか。
「自分たちの時代は苦労した」と言うのなら余計に優しくしてあげられないのでしょうか。
現代ではベビーカーも普及し助かっている母親・父親もたくさんいることでしょう。ベビーカーなしではいけないところも沢山あります。
反対意見
1口に反対意見と言っても様々なものがあり、例えばベビーカーに子供を載せほったらかしで自分は携帯をいじっている。という意見も発見しました。
その行動自体はさておきそういう部分はその親の人格と言う意味で全く別問題ではないでしょうか。ベビーカーを禁止すればその親は子どもの事が大好きになって愛情たっぷりに、誰もに褒められる子育てをするのでしょうか。
電車で混雑している時に迷惑だ、とする反対意見は解ります。ですが、子供も一人の人間、ベビーカーを一人分として考えられないものでしょうか。ベビーカー無しで抱っこひものようなものであんな混雑時に子供の安全を確保できるのでしょうか。
さまざまな理由により朝混雑時の満員電車に子供を連れて乗らなければならない親はたくさんいます。
そのうち太い人マークでもできるのでしょうか。太い人が2人分で標準体型の人なら3人乗れますよね。
日本人はマナーのレベルが異様に高い
東京大学の大森先生という方が6ヶ国を対象に、電車内のマナーについて調査されたようです。
ベビーカーを畳まないと迷惑と思うか?やヘッドホンから漏れるシャカシャカ音、座り込みなど様々な項目で迷惑と思うかどうかの調査です。
その結果どの項目も日本だけが異常に「迷惑と思う」という結果が出たそうです。
ちょっとソース見つかりませんでした・・・。
どうしてこんなに日本のマナーの質は高いんでしょうか。もっと他人に対しておおらかに、優しくできないものでしょうか。
僕はつくづく日本人は自分の事しか考えていないんだなと思ってしまうんです。
もちろん日本は国の面積も狭く、特に都会では人が密集しているので比べるには難しい部分もあります。
が、だからこそもっと他人への思いやりがあってもいいんではないでしょうか。
日本人は気を使うのは上手くても思いやりに欠けると思います。
ベビーカーを使う方もマナーが必要
もちろん、ベビーカーを使う側のマナーの問題もあります。
ベビーカーを使っていない人にもマナーの悪い人がいるように、ベビーカーユーザーにもマナーの悪い人間がいます。
ベビーカーマークがあるからと言って、我が物顔で場所を占領するような人も出てくるでしょう。
むしろ、そういう人たちが増えベビーカーマークを作らなければいけないような状態になってしまったのかもしれません。
少子化と言われていますが、こんなにも子供を育てにくい環境になるともっと少子化が進むかもしれません。
ベビーカーを使う側も使わない側ももっと他人の気持ちを理解しようと努力してください。
そしてもっと優しくなってください。