その薬飲んで大丈夫?処方ミスから身を守る方法
皆さんも1度は病院にかかられたことがあると思います。
僕はある経験から、お伝えしたいことがあります。
それは
あなたや家族、可愛い我が子を守るのは、あなた自身だという事です。
これは病気からあなたを守るのは医者であっても、医者からあなたを守るのはあなた自身、という意味です。
僕には、しっかりアレルギーのことを伝えたのにもかかわらず、アレルギーを持った息子にそのアレルギー物質の入った薬を処方され飲ませてしまった経験があります。薬剤師も、この確認義務のある薬で確認を怠り処方しました。嫁がいち早く気づきましたがそれでも飲ませてしまった後でした。
これは何も子供に限ったことではありません。僕の祖母も、薬の飲み合わせの問題で命が危険にさらされたことがあります。
こういった事が起きないようにするには自分たちで対策するしかありません。
今回はそんな「処方ミス」の対策についてお話しします。
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身近な恐怖!薬局の処方ミスはかなり多い
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日本医療機能評価機構の調査によれば2010年の薬局におけるヒヤリ・ハット事例が全国で約13000件。ただし調査に参加している薬局数は全国の1割足らずだと言いますから、処方ミスなどを全例報告していると言うほぼあり得ないような仮定をしたとしても実数はざっとこの十数倍はあるだろうという計算になります。
ぐり研ブログ
とても身近な事故です。薬を貰うときは常に注意しましょう。
状態を良く知る
医者から小難しい説明をされて、「あ~そうですか。なるほど」 と、わかったフリをしていませんか?
素人に病状を自分で判断するわけにはいきませんから、医者に納得するまでわかりやすく説明してもらいましょう。
しっかり伝える
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どんな病状か、あるいはどんな持病をもっているか、アレルギーを持っているかなど自分の知りうる情報はしっかりと医者や薬剤師に伝えましょう。
看護師に言ったから・・・。問診票に書いたから・・・。
問診票などほとんど見ていません。(医者によりますが笑) そのつもりで直接自分の口で伝えてください。
中には素人の意見などロクに聞かない医者や薬剤師もいます。僕の偏見ではそんな人ばかりです。
自分のことを1番知っているのは自分です。しっかりと知ってもらうことが大切ですので、ビビらず伝えましょう。
自分で調べる
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今日もらった薬はどんな薬なのか?副作用はどうか?アレルギーはないか?過去に事故はないか?
家庭用の医学事典やインターネットで出来る限り調べましょう。
ただし、ネットの情報を鵜呑みにしてはダメです。
よく、質問サイトで
「こんな症状なんですけど大丈夫でしょうか?」「この薬は飲まなくても平気か?」
などと質問している人がいます。回答者も回答者で、無責任に
「そのままで大丈夫」「飲まなくても平気」
などと回答しているのをよく見かけます。素人が素人に聞いて正しい対処法が効けるはずがありません。
ネットの情報はあくまで参考までにし、気になることがあればすぐに病院へ連絡してください。
信用できる掛かりつけを持つことが1番
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先述した息子の件も祖母の件も、事情があって掛かりつけの病院ではない初めての病院で起きた事故です。
自分の状態をわかってくれている掛かりつけの病院を持つことが重要です。
ですが、掛かりつけだからと言って100%安心はできません。医者を疑ってかかるくらいの気持ちでいましょう。
それでも不安な時はセカンドオピニオン
どうしても不安が残る場合は別の病院でもう一度見てもらいましょう。医者にセカンドオピニオンであることを伝えれば、慎重に診察してくれると思います。
まとめ
・医者や薬剤師は疑ってかかれ!
・しつこいくらいに直接確認!
人間だからミスをするのは当然かもしれませんが、医療現場ではあっては許されない事です。
ご自身やご家族のためにも、悪意なき危険があることを常に意識しておいてください。
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